

三愛製薬TOP > 三愛キトサンについて > キトサンの吸着作用


“低分子水溶性キトサン”は、キトサンの持つアミノ基(+に帯電)が、マイナスに帯電した物質を吸着するという性質があります。
キトサン溶液を電気分解すると、電気分解後には、マイナス(-)電極側(赤)にはプラス(+)に帯電した物質が析出し、キトサン溶液には+の電荷を持った物質が存在していることが分かります。
この+の電荷を持った物質がキトサンです。

プラスに帯電している水銀やカドミウムなどの重金属は、キトサンの持つキレート作用で一度掴んだら離しません。

●キレートとは
ギリシア語『カニのはさみ』に由来。
●キレート化とは
有機分子(配位子)が金属イオンをはさむように配位(配位結合)して環状構造を持つ錯化合物(キレート化合物)をつくること。
キトサンが重金属をキレート化するのは、配位結合由来であり、キトサンのアミノ基の+イオン由来の結合ではないので、+の電荷を持つ金属イオン(Hgなど)をキレート化する。
●キレート化合物は
キレート化合物は結合が非常に安定しているので、一度取り込むとなかなか解離しない。
グルコサミンのアミノ基は金属イオンをはさんで保持するキレート作用がある。